2019-01-06 UPDATE

【洗脳】家族をゲーム沼に沈めろ!【ボドゲ免罪符】

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LINE

ボードゲーム大好き!!
こんにちは、ナインタイル狂いの〝あからん〟と申します。よろしくお願いします!

みなさんは自分自身のゲームの趣味を、家族に理解してもらっていますか?
え?理解してもらってない!?それは危険です!
最悪死にますよ!

家族がゲームコレクションをゴミとして処分してしまった…!
家族がクリアしていないゲームを売ってしまった…!
家族が無理やりゲームを中断させてしまった…!

こんな哀しい事件が起きたとき、ゲームキチ○イ愛好家は怒り狂って
何をしでかすかわかりません!

しかし、今更趣味を我慢なんてできない!だって人間だもの!
さあではどうしたらいいのか?

そう、家族をゲーム沼に沈めてしまえばいいのです!

我慢だとか愛好家にとって体に良くない!
そんなことをするなら離縁した方がマシです!

なので、逆に家族から理解を得られればいいのです。
戦争するより味方につけたほうが明らかに平和的解決です。

ではどうやって?それは今から紹介いたしましょう!

 

キモヲタの考え方を捨てろ!

さて、実はこの記事は正確には「ボドゲ沼に沈めろ!」なのですが、
コンシューマゲーム、ソーシャルゲーム、PCゲームなどのご趣味の方でも
もしかしたら、応用できるところもなくもないかな~という気持ちでタイトル釣りいたしました。
よろしければ楽しんでいってくださいませ。

自分の好きなものを本能のままに語るとき、人はキモヲタになりがちです。
自己顕示欲、承認欲求の塊となりパラノイアになって演説をはじめます。
ライトユーザーが一斉に踵を返して真剣な視聴者は消え去ります。

みなさんも知らないものに対しては偏見があったり、
理解できないと怖いと思うでしょう?

同じようにまずライトユーザーに対して「専門知識」はNGです!
「わかりやすさ」から入ることが解決の糸口になります!

みなさんだって知らないうちに気付いたらキモヲタになっていただけ。
最初は必ず知らないところから入っていっただけ。
でも楽しくてエスカレートしただけ。
そうでしょう?

ライトユーザーにも同じような道を、しかしストレスのない(沼への)最短ルートを誘導する。
それがヘビーユーザーにしかできないノブレス・オブリージュなのです!

 

マウントは絶対にやめておけ!

逆にわかりにくいさまというのは誇張するとこうです…

「ふーん、で、君はボードゲームで何が好きなの?」

「オウフwwwいわゆるストレートにインストしますとですねwww
おっとっとwww拙者『インスト』などとついボドゲ用語がwww
まあ拙者の場合ボドゲ好きとは言っても、いわゆる非電源としてのアナログゲームでなく
デザイン学として見ているちょっと変わり者ですのでwwwオインクゲームズの影響がですねwwww
ドプフォwwwついマニアックな知識が出てしまいましたwwwいや失敬失敬www
まあ知育としてのナインタイルは純粋によく出来てるなと賞賛できますがwww
私みたいに一歩引いた見方をするとですねwww全年齢向けのパーティーゲームと
アブストラクトゲームのアドバンテージを引き継いだバランスとしてのですねwww
UIの利便性はですねwwww
フォカヌポウwww拙者これではまるでボドゲオタクみたいwww
拙者はボドゲオタクではござらんのでwwwコポォ」

…物事に詳しくなりすぎると、より詳しい人を知ってしまうことで、
「自分なんかまだまだ」となりがちですが、そのセリフが出る頃には一般人ではなくなっています。

謙遜するだけならまだしも一般に知られていない知見を得たことで
軽率にマウントを取ってしまうと、すぐさま人の心は離れてしまうことでしょう。

尊敬とは普段の言動から自然にされるものであって、
決して強制させるものではないことを肝に銘じておきたいですね。

「自慢です!」とわかって「自慢かよ!」と健全に突っ込める自慢はまだ人によって許されたりしますが、
専門知識や習得に訓練が必要な技術をさも常識かのように振舞うのは大変失礼です。

「スタPをゲーマーじゃんけんで決めて、あとはサマリを見てね」
とか知らない言葉だらけで話されたら心が折れますよ。
当たり前みたいな雰囲気を出されると「それどういう意味?」って言いだしにくいし。

コンビニバイト初日にタバコの銘柄がわからなくてキレられるとか、
コンサルタントの仕事をしている友人に同窓会でカタカナを連発されるとか、
想像したら殺意が湧くのは共感に難くないでしょう?

初心者の方には「初めてだとこういうわからなさがあるんだな」ということを教えてもらえます。
むしろこちらが学ばせていただくくらいの気持ちがちょうどいいのではないでしょうか。

 

わかりやすさ、くやしさ、愛らしさ!

ゲームにおいてはとにかく「もっかい!」を言わせることが沼への第一歩です。

広告での考え方にも使われるAIDMAの法則など、参考になりますね。

AIDMAとは、消費者の購買決定プロセスを説明するモデルの1つ。

消費者はまず、その製品の存在を知り(Attention)、
興味をもち(Interest )、
欲しいと思うようになり(Desire)、
記憶して(Memory)、
最終的に購買行動に至る(Action)

これをゲームで考えますと、
どうやって「興味を持たせる」のか、
どうしたら「もっとこのゲームをしたい」
さらには「お金を払ってでも欲しい」と思わせられるのかですね。

ここで重要なのは「わかりやすさ」「くやしさ」「愛らしさ」だと、私は考えております。

(1)ゲームの内容が気になって、すんなり理解できる「わかりやすさ」

まずゲームを紹介するとき、詳しい人同士ですと「ジャンル」や「ルール」を説明しますね。
しかし、それ自体がすでに専門用語である場合、ライトユーザーは「?」となってしまいます。

例として「あのアレなヤバイ動物」という、
タイトルでは何だかよくわからないゲームを紹介するとしましょう。

まず「わかりにくい説明」の例として、「ルールだけを説明」しますと、

研究者と探検隊に別れます。
探検隊は動物カードを確認して、語彙力カードを引いて手札にします。
研究者は質問をします。探検隊は手札の語彙力カードだけで質問に答えます。
※公式情報

こうなります。
別にわかりにくくないと思う人は既に「わかり手」、
これだけ聞いてピンと来ない人はまだ「ライトユーザー」と言えましょう。

確かに決してわかりにくくない、むしろ単純明快な説明ですが、
最初にこれ”だけ”で紹介を済ませてしまうことが「ライトユーザー」にとっては「わかりにくい説明」なのです。

「ライトユーザー」にとって「わかりやすい説明」とはこうです。

まずゲームの中身を見せます。
ライトユーザーは「これはどうやって使うものか?」「一体どんなゲームだろう」と思いめぐらせます。

そして、ストーリーを説明するのです。

あなたは、未開の地へどんな動物が生息しているのか調査に行きましたが、
使える言葉が急速に失われる奇病にかかってしまいました。

あなたは残されたわずかな言葉を用いて、
どんな動物を発見したのか説明しなければなりません!
※公式情報

これで初めて世界観に没入できます。
ヘビーユーザーはこのくだりを、あまりにすんなり自然におこなっているため、
初心者にゲームを紹介するときにすっ飛ばしがちです。

「要はバッティングゲーム」「アグリコラみたいなルール」
などと紹介されても知らないものは理解できるわけがないので、
「あっもういいです」となってしまいます。

それは「わかり手」同士だけの時短のためだけにおこないましょう。

めんどうくさいかもしれませんが、ライトユーザーを沼に引き込むということは
赤ちゃんに社会勉強を教えるようなものです。

地道かつ確実に、そして【嫌われないよう】慎重に沼に沈めていきましょう。
この目的を忘れてはいけません。ドヤ禁止、勝ちにこだわるの禁止、今はただ耐えるのみ…!

まとめますと、まず伝えるべきはゲームの世界観と魅力です!

決して「カルカソンヌ」を「道をつなげて得点を稼ぐゲーム」とか、
「エルフェンランド」を「他人に便乗して最適な道順を考えるゲーム」とか、
「カタン」を「資源を運用して他人と交渉するゲーム」とか、
ライトユーザーが聞いて全然面白くなさそうに紹介するのはもうやめましょう!!

ゲーム紹介しているとき、聞いている人の表情を見てますか?
放課後さいころ倶楽部を10回くらい読んで出直そう!!


「カルカソンヌ」は「進撃の巨人のような城壁を増築していくドリーム」で、


「エルフェンランド」は「ドラゴンやユニコーンでエルフが旅をするファンタジー」で、


「カタン」は「無人島の開拓を競争ときに協力、貿易や盗賊など波乱万丈のロマン」です!
ほら、面白そう!!

「わかりやすさ」とは、「ルールのわかりやすさ」だけではありません。
まず「ルールをわかろうと思う」という気持ちまでライトユーザーの心をもっていくことが第一です。

ゲームの内容が気になって、すんなり理解できる「わかりやすさ」を
ライトユーザーに与えてあげましょう。

(2)ゲームで成功体験を得たいと思うようになる「くやしさ」

ゲームでボコボコにされすぎると、「二度とやりたくない」となってしまいます。
反対に「もうこのゲーム完全に理解したわ」となっても飽きてしまいます。

本当にバランスが酷いゲームはつまらないので仕方のないことでしょう。
しかし、「初心者が絶対に勝てない方法で勝つ」「奥深さを教えないままにする」というのは
ゲームを紹介したヘビーユーザーの怠惰の罪と言えましょう!

先日「桃鉄」でキングボンビーにボンビラス星に連れていかれたビリのプレイヤーに対して、
「いい加減にしつこすぎるわー!」とフォロー発言をしながら、
「東北カード」を使ってうつされないよう逃げたら、
ブチキレられました。

ここで「え?だってそういうルール」じゃんと思ってしまうのはヘビーゲーマーの思考です。
今はプロゲーマーではなくライトユーザーがゲームを楽しむ話をしているのです。

明らかにどうやっても勝てない、勝てるゲームをライトユーザーは好みません。
「カタン」でめっちゃ強い人にボコられる苦しい60分を思い浮かべてください。
ね?つらみの極みでしょ?

「どうしても勝ってやりたい!くやしい!」からの「もっかい!」からの、
「買って練習する!」からの「勝てた!」という成功体験が大事です。

「どうしたら勝てるのか、負けないのか、楽しめるのか」は教えてあげましょう。
そしてあまりに一方的なゲームになるときはハンデをつけましょう。

「ハンデ」は失礼ではありません。
全員が本気でゲームを遊ぶために有効です。

例えばこのゲーム、

「ゾーゲン」

・プレイ人数:2~6名
・プレイ時間:20分程度
・対象年齢:6歳以上
・ジャンル:パーティーゲーム
※拙著記事は「こちら

微生物の研究員になって、嘘を織り交ぜたレポート報告をすばやくおこなう、
みんなでカードを捨てまくってパニックになるパーティーゲームです。

このゲームはめちゃくちゃ楽しいパーティーゲームなのですが、
「ガチ勢」が本気を出して初心者がわからないようなイカサマやスピードを繰り出したら瞬殺です。

特にパーティーゲームというのはみんなで楽しむためのゲームなので、
できるだけ差がつきすぎない方がよいでしょう。

例えば初心者の勝利条件をゆるくしてあげるなどです。
このゲームの場合、優勝者は次の回でカードを全て捨てないといけないとか、
初心者は残り7枚になったら勝ちとする、などです。

初心者が経験者に勝てないのは当たり前!
そんなことは実際に勝って見せなくてもわかってますので、
「全員が楽しめること」をまず第一にしましょう。
知っていれば有利になることなど惜しみなく共有してしまいましょう。

真剣勝負がしたければ「わかり手」同士で。
初心者がハンデを軽くするよう言ってきたときに、はじめて手加減を変えればよいのです。

ゲームで成功体験を得たいと思うようになる「くやしさ」を
適切に与えてあげましょう。

(3)ゲームを手元に置いておきたいほどの「愛らしさ」

「もっかい」の先は「このゲームもっとやりたい」なのですが、
それだけでは「機会があればやりたい」止まりです。

ここから先に進むには「お金を出してでも手元に置いておきたい」と思わせる必要があります。
それはには、「このゲームが家にあるとよい」と思わせなければならない!

そのためにはゲームを「愛らしい」と洗脳しましょう!

ゲームはまず「見た目」が大事です。
人は見た目が9割などと言いますが、人は視覚に頼り第一印象で思い込みがちです。
なので、「パッケージ」や「コンポーネント」がとても大事なのです。

パッケージはゲームの箱です。コンポーネントはゲームで使われるコマなどです。
将棋の武骨さ、チェスの優雅さ、どちらの方が好きかなどありますよね。

見た目が洗練されたゲームに比べて、美としてのデザインが足りないゲームは、
どうしても手に取ってもらうことが難しく、埋もれがちです。

こんな例に出して本当に申し訳ないのですが、
ツナゲル」というめちゃくちゃ面白く奥深いゲームがあってですね。
このゲームは面白さと見た目が反比例しているいい例だと思うので紹介します。
(パズルゲームがお好きな方はぜひ遊んでみてください、本当におすすめです)

「ツナゲル」


人数:2人
説明:プレートを置いて移動し、対面にツナゲル戦略ゲーム

このゲームだっ十分愛らしい!!すごい楽しいし老若男女問わずガチで遊べる!

でもライトユーザーはとてもじゃないけど手を出さない!
(これは本当に素晴らしいゲームです!)

ライトユーザーが、まず手元に置いておきたいと思うもの。
それは「家にこれがあると豊かな気持ちになるもの」です。
おしゃれな家具、雑貨、小物を思い浮かべましょう。

サボテンなんて家になくても生活はできるじゃないですか。
カフェオレなんて飲まなくても死なないじゃないですか。

でもチェスなんてできなくても家に飾ってあったら、
「なんかいい」気持ちじゃないですか。

そういう感じです。

だからオインクゲームズのデザインがウケているんだと、私は思います。

昔のボードゲームや海外のボードゲームはとにかく箱がでかい。
日本であんなでかい箱をいくつも所有できるのは物価の安い地域か都会の金持ちだけです。

オインクゲームズの箱は化粧ポーチに入るくらい小さい。
サイズもそろっているから、たくさん買ってもかさばらない。
見た目がしっかりデザインされているから、置いてあるだけでおしゃれ。
遊んで楽しいのに、飾ってあるだけでも心が豊かになるとかもう偉すぎでしょ。

しかもでかいボードゲームは5000円、1万円するのが当たり前なのに
オインクゲームズは2000円弱で買えてしまう。

2000円弱でオブジェやミニチュアとしても
まず役目を全うできてしまう時点で「買い」の価格。

しかも5000円以上のゲーム同様に何度も遊べるし、
遊ぶ人同士で毎度変わるような内容になっているものがほとんど。

名作と言われるゲームでも、めちゃくちゃダサいデザインでずっと売り続けられる。
そういうゲームはどうしても「誰か持ってるしゲームカフェで遊べばいい」となってしまいます。
はっきりいって「いいやつだけど一緒にはいたくない!」ってやつです。

自分の家にお迎えしたくなるような愛らしさがなくては広く受け入れてはもらえません。

というわけでヘビーユーザーは何をすればよいのか。
「飼いやすくてかわいいペット」を紹介するように、
「愛らしくてわかりやすくてハマるゲーム」からオススメしていけば良いのです。

一体それは何か?

そうそれは、ナインタイルです。

 

「NINETILES(ナインタイル)」


・プレイ人数:2~4名 ※1~∞人遊べます!
・プレイ時間:15分程度 ※10秒程度~永遠に遊べます!
・対象年齢:6歳以上 ※食べちゃわなければ何歳でも遊べます!
・基本ルール:お題カードの通りに素早くタイルを並べるだけ!

それでは次回もまた何卒よろしくお願いいたします。

WRITTEN BY

あからん

・自称ナインタイル最強

ボードゲーム会主催

映像作家とか

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